近畿税理士会左京支部所属

News Letter

                    

                                                                令和6年11月1日発行

━━ 今月のご案内 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


●年末調整のご案内

●季節の話題(豆知識)


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>> 年末調整のご案内 <<


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★令和6年分年末調整の準備をしましょう

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 年末調整の時期となりました。

 年末調整対象者への各種申告書の配付と添付資料の準備を従業員に案内し

ましょう。


 令和6年分年末調整では、以下の改正(変更)があります。

(1) 「基礎控除・配偶者控除等・所得金額調整控除申告書」の改正

(2) 「保険料控除申告書」の改正

(3) 住民税額通知(特別徴収義務者用)の受取方法に係る改正

(4) 給与明細書等を電磁的方法により提供する場合の承認手続きにかかる変更

(5) 令和7年分「扶養控除等申告書」の提出方法の変更

 (いわゆる「簡易な申告書」により提出可能)


 令和6年分 年調減税事務のポイントは次のとおりです。

1.年末調整時点で定額減税の対象となる人に変更がないか確認

 次のようなケースでは年末調整で精算します。

(1) 令和6年6月以降に結婚・出生・子どもの就職など「扶養控除等申告書」

 や「源泉徴収に係る定額減税のための申告書」の記載事項に異動が生じた

 場合

(2) 令和6年6月2日以降に社員を中途採用した場合

(3) 令和6年分の合計所得金額が1,805万円を超える場合 など

2.源泉徴収票・給与支払報告書に定額減税の控除額等を記載



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>> 季節の話題(豆知識) <<


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★年賀状

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 「年賀」とは、日頃お世話になっている方々に感謝の気持ちなどを込め、

新年にあらたまって行う挨拶です。

 昔から日本では、新しい年を迎えると目上の人のところに出向きご挨拶を

する習慣がありましたが、遠く離れて会えない人には、新しい年への思いを

込めて年賀状を送りました。

 最近では、はがきではなくパソコンやスマホからEメールやSNSで送る

ケースも増えてきました。

 送る人のことを思いながら、心を込めて年賀状を作ってみませんか。


◇年賀状コラム(日本郵便株式会社)

 https://print.shop.post.japanpost.jp/nenga/feature/


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★税を考える週間

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 「税を考える週間」とは、国税庁が毎年11月11日~17日までの期間、

国民各層により税の仕組みや目的等を考えてもらい、税務行政に対する理解

及び納税道義の高揚を図ることを目的として行っている広報・広聴週間です。


◇国税庁の取組紹介(国税庁)

 https://www.nta.go.jp/about/introduction/torikumi/week/aboutweek.htm


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★勤労感謝の日

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 勤労感謝の日(11月23日)は、国民の祝日に関する法律(祝日法)で

は「勤労をたっとび、生産を祝い、国民互いに感謝しあう」ことを趣旨とし

て、1948年公布・施行の祝日法で制定されました。

 戦前の11月23日は「新嘗際」(にいなめさい)という祭日で、農作物

の恵みに感謝する日でした。しかし、勤労の意味とは肉体的な労働によって

製品を生産することだけではなく、幅広い意味をもつことから現在の勤労感

謝の日が制定されたと言われています。

 勤労の目的を再認識する日という意味がこめられているようです。


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★紅葉について

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●紅葉のしくみ

 秋から冬にかけて気温が下がると、葉の根元と枝の間に壁(「離層」とい

うコルク状の組織)が作られます。これにより、葉で作られた糖分が蓄積さ

れ、そこから紅い色素が作られます。それと同時に緑の色素である葉緑素が

減っていき、葉の色が赤くなります。


●赤い紅葉、黄色い黄葉

 カエデやナナカマドは、葉に蓄積された糖分を原料にしてアントシアニン

という赤い色素ができ、同時に緑色の葉緑素が減ってくるので、葉が赤く色

づきます。

 イチョウやブナなどは、紅葉の仕組みと同様にクロロフィルという葉緑素

が秋になると分解され、緑色が薄くなります。そのため、それまでは目立た

なかった黄色い色素カロチノイドにより、葉が黄色く色づきます。


●紅葉がきれいになるには

 昼間は強い太陽の光、そして昼夜の温度差があるというのが条件のようで

す。葉に糖分が多いと、紅葉のための赤い色素も活発に作られます。昼間は

糖分を合成するための強い光があり、夜は木の活動を抑えるような低い温度

であると、昼間に作った糖分を消費しないため、紅葉が美しくなるという仕

組みです。


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★立冬(りっとう)

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 「立冬(りっとう)」は二十四節気の一つで、11月8日頃またはこの日

から小雪までの期間をいい、冬の始まりを意味します。

 この頃は陽の光も一段と弱く、日脚も目立って短くなり、冬枯れの景色が

目立つようになります。季語には「冬立つ」「冬入る」などを用います。こ

れから約90日間が冬ですが、まだそれほど寒いわけではありませんから、

冬という実感がわかないかも知れません。

 「秋の入日は、つるべ落し(井戸水を汲み上げるのに使う桶を、井戸の中

に落とす時のように、急速に落ちることの例え)」という言葉が、しみじみ

と感じられます。


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★小雪(しょうせつ)

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 「小雪(しょうせつ)」は二十四節気の一つで、11月23日頃またはこ

の日から大雪までの期間をいい、冬とはいえ、まだ雪はさほど多くないと

いう意味です。

 この頃から西高東低の冬型の気圧配置が多くなり、北海道では根雪、関東

や東海でも初氷が見られるようになります。まさに、冬将軍が到来すると言

われる時期ですので、北の地方ではコタツを押し入れから出す家が増える頃

なのではないでしょうか。


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